ウゴービ(wegovy)は、2023年3月に日本で承認を取得し、同年11月に薬価収載された肥満症治療薬のことです。(参照:新医薬品一覧表)
オンライン診療ができるGLP-1ダイエットとは異なり、保険適用ができることから注目されています。
しかし、「ウゴービの発売日や保険適用の条件はどうなの?」「ウゴービは肥満治療薬として安全なの?」と心配になりますよね。
そこで、フラワーベルクリニック事業開発部ではウゴービ(wegovy)の発売日や保険適用の条件・効果を調査しました!
- ウゴービ(wegovy)の発売日や条件を調査
- ウゴービ(wegovy)の効果や痩せる薬・肥満治療薬の情報を調査
- ウゴービ(wegovy)をオンライン診療で処方してもらう方法
関連記事:GLP-1ダイエットおすすめオンライン診療サービスなら自宅でも痩せる相談ができる!
ウゴービ(wegovy)の発売日や条件を調査
ウゴービ(wegovy)は2023年3月に日本で承認された肥満治療薬になるため、ダイエット目的の痩せる薬ではないので注意が必要です。
あくまで肥満治療薬でいわゆる肥満症(BMI25以上で2型糖尿病や脂質異常症・高血圧などの健康障害や内臓脂肪の蓄積があると医師が判断した場合)対策としてウゴービが発売されています。
まずは、ウゴービの発売日や保険適用の条件をフラワーベルクリニック事業開発部が調査した結果を紹介します。
ウゴービ(wegovy)は2024年2月22日から保険適用

ウゴービは、2024年2月22日より保険適用されることが決まりましたが、ダイエット目的では投与してはならないことになっています。
本剤が適応となる患者の選択、投与継続/中止及び再投与の判断は、適切に行われることが求められる。治療対象となる肥満症以外での痩身・ダイエットなどを目的に本剤を投与してはならない。
最適使用推進ガイドライン
残念ながらGLP-1と同様にダイエット目的では保険適用されることはないですが、肥満治療薬としては適用されるため、該当の症状で悩んでいる場合は支払い面の負担は減るメリットがあります。
ウゴービ(wegovy)が保険適用になる条件は厳しい

ウゴービを保険適用で処方してもらうためには、脂質異常症または2型糖尿病のいずれかで治療中(内服中)が必須ですが、BMI数値も条件に加わります。
- BMI35kg/m²以上
- BMI27㎏/m²以上・35㎏/m²未満の場合は、2つ以上の肥満に関する健康障害を有している
つまり、脂質異常症または2型糖尿病のいずれかで治療中でも誰でもウゴービの処方をしてもらえるわけではないので、BMI数値を確認する必要があります。
BMI35kg/m²以上は、身長155センチの方だと84キロ以上の体重・165センチの方だと96キロ以上の体重が目安になるため、ウゴービの相談をする前にあなたの状況確認した方がスムーズでしょう。
ダイエット目的であれば保険適用ではなく自由診療が基本

美容クリニックやオンライン診療でダイエットの相談をする人は増えていますが、治療以外の目的では自由診療(保険適用外)です。
自由診療の医療ダイエットには、医療機器(脂肪冷却・クールスカルプティング)やGLP-1ダイエットなどがあり、医師のカウンセリングを受けた上でプランを決めることがおすすめになります。
医療ダイエットは治療が目的ではないので、誰もが確実に痩せるわけではなく、あなたの体質や体調・目標体重に向けて無理なく取り組めるプラン選びが重要です。
ダイエット目的の場合は、どの美容クリニックやオンライン診療を選んでも保険適用にはならないため、予算決めには注意をして無理なくチャレンジできるようにしましょう。
関連記事医療ダイエットおすすめクリニック11選【2025年4月版】痩身向けサービスを詳しく調査
ウゴービ(wegovy)の効果や痩せる薬・肥満治療薬の情報を調査
痩せる薬・肥満治療薬として注目されているウゴービですが、効果や適切な服用方法をとらないと体調不良や副作用につながる危険性があります。
ウゴービの目的や効果を理解して、あなたの目的とのギャップがないように注意しましょう。
ウゴービ(wegovy)は痩せる薬・肥満治療薬として注目

ウゴービの有効成分はセマグルチドで、GLP-1のリベルサスやオゼンピックに近い成分が含まれています。
しかし、保険適用になるウゴービは肥満治療薬として痩せる目的として処方されるため、ダイエット目的のGLP-1ダイエットとは経路が異なるので注意が必要です。
脂質異常症または2型糖尿病のいずれかで治療中(内服中)及びBMI数値などがウゴービの保険適用・条件になるため、ダイエット目的で誰でも処方してもらえるわけではありません。
ウゴービ(wegovy)は注射で投薬をする

ウゴービは注射で投薬をする治療法で、医師の診療が必須条件になります。
一方で、ダイエット目的の自己注射をする場合はウゴービと同じ成分が含まれているオゼンピックやサクセンダを処方しているオンライン診療があるため、目的に応じて医師に相談すると良いでしょう。
肥満治療薬 | ウゴービ |
---|---|
ダイエット | オゼンピックやサクセンダ ※未承認のため自由診療 |
肥満治療薬としてウゴービの相談をする場合でも、注射が必須になるので、治療方法に抵抗がある場合は医師に相談しましょう。
ダイエット目的で自己注射をする場合は、オゼンピックやサクセンダを処方しているクリニックフォアやelife(イーライフ)のオンライン診療がおすすめです。
自己注射に抵抗があればGLP-1ダイエットの飲み薬がおすすめ

ダイエット目的でも自己注射でオゼンピックやサクセンダの投薬に抵抗があれば、リベルサス(飲み薬)がおすすめです。
リベルサスは3mg・7mg・14mgに分かれることが一般的で、1日1回朝の空腹状態で服用することで、食欲抑制や満腹感・血糖値の上昇抑制などの効果に期待ができます。
リベルサスに含まれる成分はウゴービと同じになるため、自己注射に抵抗がある人におすすめなGLP-1ダイエットです。
肥満治療薬とは目的が異なりますが、GLP-1ダイエットを考えている場合はリベルサス(飲み薬)の相談をすると良いでしょう。
ウゴービ(wegovy)をオンライン診療で処方してもらう方法

ウゴービは条件が合えば保険適用をしている肥満治療薬になるため、オンライン診療での処方は対応しておらず、病院やクリニックで医師の対面診療を受ける必要があります。
したがって、ウゴービの個人輸入できる通販サイトやオンラインでの販売は本物と偽物の区別がつかず、トラブルに巻き込まれる可能性があるため危険です。
さらにウゴービで保険適用するためには複数の条件があるため、医師の診療で適切なカウンセリングを受けた上で処方してもらいましょう。
ウゴービ(wegovy)とは異なる自由診療のGLP-1ダイエット

ウゴービは肥満治療薬になりますが、ダイエット目的なら同じ成分が含まれているGLP-1ダイエットがおすすめです。
しかし、GLP-1ダイエットでウゴービと同様のセマグルチドを投薬する場合は治療ではないため、保険適用外(自由診療)になります。
飲み薬 | リベルサス |
---|---|
自己注射 | オゼンピック |
自己注射 | サクセンダ |
ダイエット目的でウゴービに興味がある場合は、GLP-1ダイエットの特徴や服用方法を理解して、イメージに近い手段を選びましょう。
リベルサスは飲み薬でGLP-1ダイエットができる

リベルサスはウゴービとは異なり、飲み薬でセマグルチドを投薬するGLP-1ダイエットです。
1日1回朝の空腹状態で服用するので継続する必要はありますが、自己注射に抵抗がある人向けの投薬方法になります。
GLP-1ダイエットの中でも料金が安いことが特徴で、支払い面の負担が少ない方が続けやすいと考えていたら3種類のオンライン診療で医師に相談すると良いでしょう。
elife(イーライフ) | 1位:6,664円〜 |
---|---|
クリニックフォア | 2位:7,027円〜 |
DMMオンラインクリニック | 3位:8,580円〜 |
GLP-1ダイエットの効果は2〜3ヶ月以上の継続でダイエット効果の期待ができますが、1回の投薬だけでは痩せる可能性が低いデメリットがあります。
したがって、継続的な支払いをしても無理なく続けられるGLP-1ダイエットのオンライン診療を選んだ方が余計なストレスを抱える心配がないです。
リベルサスはGLP-1ダイエット初心者でもはじめやすい飲み薬になるため、少しでも興味があればオンライン診療で医師に相談しましょう。
オゼンピックやサクセンダは自己注射のGLP-1ダイエット
自己注射のGLP-1ダイエットは、オゼンピックやサクセンダが該当します。
オゼンピックやサクセンダを処方しているオンライン診療は限られているため、あらかじめ料金や対応サービスを確認する必要があります。
elife(イーライフ) | オゼンピック1本18,400円〜 サクセンダ1本22,000円〜 |
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クリニックフォア | オゼンピック1本29,700円〜 |
elife(イーライフ)は、オゼンピックだけでなくサクセンダの処方もしているオンライン診療になりますが、投薬方法・投薬頻度が異なります。
オゼンピックは1週間に1回のペースで自己注射による投薬をしますが、サクセンダは1日1回のペースで投薬をするため、効果が強くなる一方で身体への負担が大きくなる可能性があります。
オゼンピックやサクセンダの違いやあなたにおすすめなGLP-1ダイエットの投薬方法は、オンライン診療で医師と相談をして、無理なく継続できる方法を選びましょう。
ウゴービ(wegovy)に関するよくある質問
ウゴービに関するよくある質問を紹介します。
ウゴービの処方や投薬を考えている場合は、疑問や不安を解消した上で相談しましょう。
ウゴービは誰でも処方してもらえますか?
ウゴービは肥満治療薬になるので、医師が判断をした上で処方されます。
さらにBMI数値がウゴービの条件に適した人ではないと処方されないです。
- BMI35kg/m²以上
- BMI27㎏/m²以上・35㎏/m²未満の場合は、2つ以上の肥満に関する健康障害を有している
通販サイトなどでウゴービの購入はできないため、まずは医師の対面診療で相談をした上で処方になるでしょう。
ウゴービは違法性がありますか?
ウゴービは日本でも承認されている肥満治療薬で、医師がの判断で処方をすれば違法性はないです。
一方で、通販サイトなどで個人輸入すると違法性がある場合もあるので、必ず医師の対面診療を受けた上で処方してもらいましょう。
ウゴービは保険適用されますか?
ウゴービは保険適用される肥満治療薬ですが、複数の条件が必要です。
ダイエット目的ではウゴービの処方はしてもらえないため、あくまで肥満治療薬になるので注意しましょう。
ウゴービの有効成分はなんですか?
ウゴービはセマグルチドが有効成分とされていますが、オゼンピックなどのGLP-1と比較して最大投与量の違いがあります。
- ウゴービ:セマグルチド2.4mg程度
- オゼンピック:セマグルチド1.0mg程度
したがって、オゼンピックよりもウゴービの方がセマグルチドの最大投与量が多いです。
効果の期待は高まる可能性はありますが、身体への負担も大きくなることも想定できるため、医師と相談して無理のない方法を選びましょう。
ウゴービは日本でいつから発売されていますか?
日本では、2024年2月22日よりウゴービが発売されています。
ウゴービの処方には条件があるため、医師と相談をして身体の負担や副作用・効果を確認したうえで処方をしましょう。
ウゴービの効果を知りたいです。
ウゴービはオゼンピックなどのGLP-1と同様に、食欲抑制効果や満腹感・血糖値の上昇抑制効果の期待ができます。
効果には個人差はありますが、5,085人(日本人585人を含む)の過体重または肥満の成人が参加した国際共同研究であるSTEP臨床試験プログラムの結果に基づいています。
STEP臨床試験プログラムでは、ウゴービ(2,4mg)を投与した68週時の体重が13%以上の体重減少結果が出ています。